宇宙飛行士になるには学歴要件なし!実務経験3年と5段階選抜の現実

宇宙飛行士になるには学歴要件なし!実務経験3年と5段階選抜の現実

「宇宙飛行士になるには、やっぱり有名大学で宇宙工学の博士まで進まないと無理だよね」

宇宙飛行士という職業を調べ始めた人の多くが、ここでつまずきます。
結論から書くと、JAXAの2021年度宇宙飛行士候補者募集要項に、学歴・専攻・年齢の要件は書かれていません。

応募資格は「3年以上の実務経験」と「医学的特性」の2つだけで、視力の基準も裸眼ではなく矯正視力1.0以上です。
ただし選抜は書類選抜から第三次選抜まで5段階あり、4,127名の応募に対して採用されたのは2名でした。

この記事は、宇宙の科学と宇宙産業の情報を一次情報と整合させて発信するASTROWORKS編集部がまとめています。
JAXAとNASAの公式募集要項・公表資料のみを情報源とし、記憶や推測、出典の不明な二次情報サイトを使わない編集方針で作成しています。

そのうえで、応募資格の正確な見方と各選抜段階の試験内容・通過人数、このほか合格後の基礎訓練や給与・定年といった処遇まで整理します。
読み終える頃には、自分が今どの条件を満たしていて、何を積み上げれば土俵に立てるのかがはっきりします。

ほしまる

ぼくは設計寿命10年のところを40年働いた探査機なんだ。選ばれる人に何が求められるのか、いっしょに見ていこうよ。

目次

日本で宇宙飛行士になる公募ルートはJAXAの候補者選抜だけ

日本国内から職業として宇宙飛行士を目指す公募ルートは、JAXAの宇宙飛行士候補者選抜だけです。

このルートは「募集に応募する」「選抜に合格して候補者として採用される」「基礎訓練を修了して認定される」という三段構えです。
合格したその日から宇宙飛行士を名乗れるわけではありません。
まずこの全体像を押さえておくと、以降の応募資格や試験の話が正しい位置に収まります。

JAXA宇宙飛行士候補者選抜の全体像を示す図解。学歴要件なし、実務経験3年以上、医学的特性の3条件から書類選抜〜第三次選抜の5段階、応募4127名採用2名までの流れ
JAXA宇宙飛行士候補者選抜の全体像。応募資格に学歴要件はなく、実務経験3年以上と医学的特性の2条件が土台となる。書類選抜から第三次選抜までの5段階を経て、応募4,127名から採用されたのは2名。合格後も約2年の基礎訓練が続く。(図解はイメージです)

現役のJAXA宇宙飛行士は6名という狭さ

まず、この職業の席の少なさを数字で確認します。
この記事の執筆時点(2026年8月)にJAXA有人宇宙技術部門のウェブサイトが掲載している在籍者は6名で、「現役の宇宙飛行士として、現在JAXAに在籍するのは6名です」と明記されています(出典: JAXA 有人宇宙技術部門「宇宙飛行士」)。
その6名は次のとおりです。

  • 星出彰彦
  • 油井亀美也
  • 大西卓哉
  • 金井宣茂
  • 諏訪理
  • 米田あゆ

この6名のうち諏訪理と米田あゆは、2021年度の宇宙飛行士候補者選抜で採用された2名です。
つまり直近の募集で増えた枠は2つで、残る4名は以前の選抜を経てきた飛行士です。
在籍者数は新たな認定や退職によって変わるため、応募を検討する段階ではJAXAの公式ページで現況を確認するのが確実です。

一般的な職種であれば、求人は毎年出て、社数も選択肢もあります。
宇宙飛行士は違います。
雇う組織が国内に事実上ひとつしかなく、その組織の現役が6名という規模です。
募集そのものが数年に一度しか立ち上がらないため、「募集を見つけてから準備を始める」という進め方が成立しにくい職業です。

候補者に採用され基礎訓練を修了して初めて宇宙飛行士に認定される

選抜に合格した人が最初に得る立場は、宇宙飛行士ではなく「宇宙飛行士候補者」です。
募集要項の処遇欄には「選抜終了後、JAXAの職員として採用されます」と記載されています。
その後の流れは、JAXAの基礎訓練のページに次のように書かれています。

  • 候補者は約2年間の基礎訓練を受ける
  • 基礎訓練を修了し、宇宙飛行士としての要件を満たすことで認定される
  • 認定にあたっては審査委員会の審査を受ける

実例を見ると、この2年間の重みがよく分かります。
2021年度選抜で採用された米田あゆは2023年4月にJAXAへ入構し、諏訪理は2023年7月に入構しました。
2名はそれぞれ基礎訓練を開始し、訓練項目をすべて修了したうえで審査委員会の審査を受け、2024年10月21日付で宇宙飛行士として認定されています(出典: JAXAプレスリリース(2024年10月22日・米田あゆ、諏訪理の宇宙飛行士認定))。

応募の受付開始が2021年12月20日でしたから、募集開始から認定まで約3年が経過しています。
選抜そのものも長期戦ですが、合格後の入口もまた長い。
宇宙飛行士になるには、この時間の長さを前提に人生設計を組む必要があります。

職務は宇宙での搭乗業務だけでなく訓練・技術・アウトリーチにまたがる

募集要項の「5.職務内容」を読むと、この職業の実像が見えてきます。
職務は次の4区分で構成されています。

  • 訓練業務(科学・技術の知識、ISS/「きぼう」システムの概要、英語とロシア語の習得、航空機操縦訓練、サバイバル訓練など)
  • 搭乗業務(有人輸送機への搭乗、最長6ヶ月程度のISSでの長期滞在、船外活動、月面での活動など)
  • 技術業務(専門的な研究活動、システム・実験機器の開発、運用業務、マネジメント業務)
  • アウトリーチ業務(ISS計画や国際宇宙探査ミッションをはじめとする宇宙開発の普及啓発活動)

搭乗業務は4つのうちのひとつでしかありません。
しかも募集要項は、搭乗業務について「宇宙飛行士として認定され、かつ特定の搭乗業務に指名されれば」行う業務と定義しています。
残る3区分は、地上での訓練・研究・開発支援・後進の育成・発信の仕事です。

宇宙飛行士を「宇宙で働く人」と考えると、この職業の日常を見誤ります。
実際には地上にいる時間のほうが圧倒的に長く、技術者としての専門性や、人前で語る力が日々の業務そのものです。

宇宙飛行士の職務が訓練業務・搭乗業務・技術業務・アウトリーチ業務の4区分で構成されることを示した図
宇宙飛行士の職務は4区分。訓練業務(科学・技術・語学・操縦・サバイバル)、搭乗業務(ISS長期滞在・船外活動・月面活動)、技術業務(研究・実験機器開発・運用・マネジメント)、アウトリーチ業務(宇宙開発の普及啓発)で構成され、搭乗はそのひとつにすぎない。(図解はイメージです)

応募資格は実務経験と医学的特性の2条件で学歴要件は課されない

募集要項が定める応募資格は、実務経験と医学的特性の2つだけです。

2021年度の募集要項「4.応募資格」には「次のすべての条件を満たす者」として2項目が並び、学部・専攻・年齢に関する条件は記載されていません。
「学歴不問」とJAXAが宣言しているのではなく、要項に学歴要件の記載がない、というのが正確な状態です。
ここを取り違えると、後述する第0次選抜の試験内容で足をすくわれます。

実務経験3年以上が土台、修士は1年・博士は3年とみなされる

応募資格のひとつ目は、実務経験です。
募集要項の原文は「2021年度末(2022年3月末)の時点で、3年以上の実務経験を有すること」となっています。
そして注釈に「※1:修士号取得者は1年、博士号取得者は3年の実務経験とみなします」と添えられています。

この「2022年3月末」という基準時点は、2021年度の募集に対して設定された日付です。
次回の募集では基準時点そのものが変わるため、「今から3年働けば次も同じ条件で応募できる」と考えるのは危険です。
応募を検討するときは、その時点の要項で基準日と年数を確認してください。

学位によるみなし年数を整理すると次のとおりです。

学位みなされる実務経験
修士号取得者1年
博士号取得者3年

博士号取得者であれば、みなしだけで3年の要件を満たす計算です。
学士で社会に出た人は、実際の職務経験を3年以上積む必要があります。

この条件が意味するのは、宇宙飛行士が新卒でいきなり応募する職業ではないという点です。
どこかの現場で3年働いた実績が、応募の入場券になります。

2021年度選抜で採用された2名も、応募時点でそれぞれ世界銀行の上級防災専門官、日本赤十字社医療センター外科の医師という職に就いていました(出典: JAXAプレスリリース(2023年2月28日・2021年度宇宙飛行士候補者選抜結果))。
宇宙とは別の分野で専門性を積んだ人が、その経歴を持ったまま挑戦している構図です。
今の仕事が宇宙と無関係に見えても、実務経験の年数そのものは確実に積み上がっていきます。

医学的特性は身長149.5〜190.5cmと矯正視力1.0以上が基準

応募資格のふたつ目は、医学的特性です。
募集要項には次の4項目が定められています。

項目基準
身長149.5-190.5cm
視力遠距離視力 両眼とも矯正視力1.0以上
色覚正常(石原式による)
聴力正常(背後2mの距離で普通の会話可能)

多くの人が誤解しているのが視力です。
基準は矯正視力1.0以上で、裸眼視力ではありません。
眼鏡やコンタクトレンズで1.0以上が出ていれば、この項目は満たしています。

身長の幅も、149.5cmから190.5cmとかなり広く取られています。
ただし募集要項は、宇宙服のサイズ制約について別に注意を促しています。
「各種宇宙船や船外活動時に着用する宇宙服サイズの制約から、担当する宇宙飛行士には身体的特性の条件があり、ご自身の身体的特性によってはミッションが制約される可能性があります」という記載で、例としてソユーズ宇宙船の搭乗条件に体重50〜95kgの規定があることが挙げられています。
応募できるかどうかと、どのミッションに就けるかは別の話、と理解しておくのが正確です。

応募資格の2条件を示す図解。実務経験3年以上と医学的特性(身長・視力・色覚・聴力の基準)、学歴要件の記載がないことを示す
応募資格の2条件。実務経験3年以上(修士は1年、博士は3年とみなす)と、身長149.5〜190.5cm・矯正視力1.0以上・色覚聴力正常の医学的特性が基準で、募集要項に学歴要件の記載はない。(図解はイメージです)

日本国籍を持たない人は応募できず欠格事由も定められている

応募資格には、満たすべき条件とは別に、該当すると応募できない事由も定められています。
最初に挙げられているのは国籍で、募集要項は「日本国籍を有しない者」に応募資格がないと明記しています。
残る3点は、禁錮以上の刑に処せられその執行を終わるまでの者、日本国憲法またはその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する団体を結成しこれに加入した者、反社会的勢力と社会的に非難されるべき関係を有している者で、公務員採用に準じた欠格事由です。

国籍の線引きは、この選抜でとくにはっきりしています。
海外在住であっても日本国籍があれば応募でき、実際に2021年度の選抜では海外に住む応募者向けに、JAXAの海外駐在員事務所での実施やオンライン実施が検討されていました。
逆に、日本に長く住んでいても日本国籍がない場合、このルートからは応募できません。

年齢制限と専攻の指定はなく文系のキャリアからでも応募できる

募集要項の応募資格には、年齢の上限も下限も書かれていません。
学部や専攻の指定もありません。
実際、2021年度選抜で採用されたのは1977年生まれと1995年生まれの2名で、選抜結果の公表時点で46歳と28歳でした(出典: JAXAプレスリリース(2023年2月28日・2021年度宇宙飛行士候補者選抜結果))。
年齢層が18歳分も離れた2人が、同じ選抜を通過しています。

ただし「専攻の指定がない=理系の知識が要らない」ではありません。
第0次選抜の実施内容には、次の試験が並んでいます。

  • 一般教養試験(大学の教養課程相当)
  • STEM分野の試験(国家公務員採用総合職試験(大卒程度試験)相当)
  • 小論文
  • 適性検査

STEMはScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の略で、この分野の試験が国家公務員採用総合職試験の大卒程度相当という水準で課されます。
応募の入口は誰にでも開かれていますが、二次関門の中身は理数系の学力そのものです。
文系のキャリアからでも応募はできる。
そのうえで、STEMの学力を選抜までに用意しておく前提で臨むことになります。

ほしまる

応募資格はドアの鍵で、試験はその先の階段なんだ。鍵を持っているだけでは上まで登れないよ。

選抜は書類選抜から第三次まで5段階で絞り込まれる

2021年度の選抜は、書類選抜と第0次から第三次までの5段階で実施されました。
各段階の通過人数は、JAXAが公表しています。

選抜段階通過人数
応募者4,127名
書類選抜合格2,266名
第0次選抜合格205名
第一次選抜合格50名
第二次選抜合格10名
第三次選抜合格(採用)2名

この5段階で通過率が最も低いのは第0次選抜です。
2,266名のうち残ったのは205名で、約9%しか先へ進めていません。
英語試験に合格した人だけが教養・STEM試験へ進む二段構えが、5段階を通じての最大の関門です。

4,127名の応募に対し、採用は2名でした。
以下では、それぞれの段階で何が行われたのかを募集要項の記載どおりに見ていきます。

書類選抜はエントリーシートと健康診断結果で4127名から2266名へ

最初の関門は書類選抜です。
募集要項に記された実施内容は「エントリーシート(応募資格、健康診断結果、及び健康状況申告)による審査」で、ここで4,127名が2,266名まで絞られました。
通過率でいえば半分強が残る段階で、選抜としては比較的緩やかな入口です。

この段階でつまずく理由は、学力ではありません。
準備の物理的な時間です。
募集要項の応募手続きには、次の内容が書かれています。

  • エントリーシート(健康診断結果及び健康状況申告の入力を含む)を提出する
  • エントリーシートに入力した健康診断結果の原本(健康診断書)は、後日提出する
  • 健康診断の受診に通常より時間を要する可能性があるため、早めの対応が求められる

2021年度の受付期間は2021年12月20日から2022年3月4日まででした。
健康診断結果(健康診断書を含む)の提出についてのみ、期限が1ヶ月延長され4月4日正午までとなっています。

健康診断は思い立ってすぐ受けられるものではなく、予約から結果の受け取りまで日数がかかります。
募集開始の告知を見てから動き出すと、この一点だけで間に合わない事態が起こりえます。

第0次選抜は英語試験を突破した人だけが教養とSTEMの試験へ進む

第0次選抜は、同じ段階の中でさらに二段構えです。
募集要項の表には、まず英語試験が置かれ、その下に点線を挟んで「以下は英語試験合格者のみ」と明記されています。
第0次選抜の流れは次のとおりです。

  • 英語試験(2022年5月7日か5月8日のうち、JAXAが指定するいずれか1日)
  • 英語試験の合格者のみが、一般教養試験、STEM分野の試験、小論文、適性検査、エントリーシート審査へ進む(2022年5月28日か5月29日のうち、JAXAが指定するいずれか1日)

エントリーシート審査では、志望動機、自分の目指す宇宙飛行士像、業務経験等が見られます。
この段階で2,266名が205名まで絞り込まれました。
1割弱しか残らない、最も落差の大きい関門です。

構造として効いてくるのは、英語で落ちた人の教養試験やSTEM試験は採点されないという点です。
どれほど専門性が高くても、英語試験を通過しなければその先の答案は評価対象になりません。
宇宙飛行士の選抜において、英語は加点要素ではなく通過条件として設計されています。

第一次選抜は医学検査とプレゼンテーション、運用技量試験で50名に

第一次選抜から、試験の性格が大きく変わります。
募集要項に記された実施内容は次の5項目です。

  • 一次医学検査
  • 医学特性検査
  • プレゼンテーション試験
  • 資質特性検査
  • 運用技量試験

実施時期は2022年7月頃で、期間は2日間程度とされていました。
ここで205名が50名まで絞られています。

第0次までは、机の上で答案を書く試験でした。
第一次からは、身体の状態と行動の特性が同時に測られます。
医学検査は応募資格の医学的特性を満たしているかの確認にとどまらず、宇宙飛行士に求められる健康状態を評価するための検査です。
募集要項の留意事項には、選抜段階で感染症検査(HIV検査を含む)を実施することも明記されています。

プレゼンテーション試験と運用技量試験が並んでいる点にも意味があります。
自分の考えを人に伝える力と、与えられた作業を段取りよく進める力が、学科試験と同じ土俵で評価されている構図です。
知識だけを磨いてきた人が、この段階で初めて別の物差しに当たります。

第二次選抜は約1週間の医学検査と英語面接で10名まで残る

第二次選抜の実施内容は、二次医学検査、医学特性検査、そして面接試験です。
面接試験の内容は「英語、資質特性、プレゼンテーション」と募集要項に記されています。
実施場所はJAXA筑波宇宙センター、JAXA東京事務所その他で、実施時期は2022年10月頃、期間は約1週間とされていました。
この段階で50名が10名になります。

ここで現実的な壁として立ち上がるのが、拘束時間です。

  • 第二次選抜は約1週間
  • 実施場所は筑波宇宙センターや東京事務所など、遠方からは宿泊が必要
  • エントリーシートの提出や第一次選抜までの受験・検査に必要な旅費(交通費、宿泊費等)は応募者の負担

応募者の大半は、現職を持ちながら選抜を受けています。
1週間まとまった時間を空ける必要があり、しかも日程は前段階の合格者にのみ通知される仕組みです。
宇宙飛行士の選抜は、書類や学力だけでなく、勤め先や家族の理解まで含めた総力戦です。

第三次選抜は約3週間の検査と総合面接を経て採用は2名だった

最終段階である第三次選抜は、期間がさらに伸びます。
募集要項に記された内容は次のとおりです。

  • 三次医学検査、医学特性検査、資質特性検査、運用技量試験(2023年1月頃・約3週間)
  • 面接試験(総合、英語、プレゼンテーション)(2023年2月頃・約2日)

実施場所はJAXA筑波宇宙センター、海外(予定)、JAXA東京事務所その他とされていました。
約3週間にわたって検査と試験が続き、最後に総合面接が置かれる構成です。

募集要項の採用人員欄に書かれていたのは「若干名」の3文字でした。
結果として採用されたのは、諏訪理と米田あゆの2名です。
応募4,127名に対する採用2名という数字が、この職業の門の狭さをそのまま表しています。

ただし、10名まで残った人たちが「不合格だった人」で終わったわけではありません。
第三次まで進んだ時点で、医学的にも能力的にもきわめて高い水準を満たしていた事実は残ります。

宇宙飛行士の選抜は、席の数が先に決まっている競争です。
落選が能力の否定を意味しない構造だと理解しておくと、挑戦の判断がしやすくなります。

応募4127名から採用2名まで5段階で絞り込まれる選抜の通過人数を示した図
選抜段階ごとの通過人数。応募4,127名から書類選抜2,266名、第0次選抜205名、第一次50名、第二次10名を経て、採用は2名だった。最大の関門は第0次選抜で、通過率は約9%にとどまる。(図解はイメージです)

選抜で評価されるのはSTEMの知識と英語、そして極限環境で動くチーム力

専門性・英語・チームで動く力が並列に評価されるのは、ISSが多国籍の宇宙機関による共同運用だからです。
その評価軸は、募集要項の「7.求める人物像」と「8.評価する特性」に言語化されています。

求める人物像は国際チームでの協調性とリーダーシップが軸

募集要項の「7.求める人物像」には、3つの項目が挙げられています。

  • 国際共同事業、多国籍なメンバーシップのチームの中において、日本の代表として、多様性を尊重しつつ、ミッションを成功に導くための協調性と十分なリーダーシップを発揮できる
  • 来たる国際宇宙探査ミッションを見据え、様々な環境に対しても適応能力があり、宇宙という極限環境での活動においても、柔軟な思考と着眼点を持ち、自らを律しつつ、適時的確な判断と行動ができる
  • ミッション参加により得た経験・体験・成果を世界中の人々と共有する表現力・発信力があり、それらを活用し人類の持続的な発展や次世代のために貢献する

3項目に共通しているのは、いずれも他者との関係の中で発揮される力だという点です。
ISSは日本、米国、ロシア、欧州、カナダの宇宙機関が共同で運用しています。
訓練も各国の施設で行われ、乗員は多国籍のチームで数ヶ月間を閉じた空間で過ごします。

そのような環境では、個人の技術力よりも、チームの機能を落とさない振る舞いのほうが安全に直結します。
協調性とリーダーシップが同じ文の中に並んでいるのは、状況に応じて率いる側にも支える側にも回れる人を求めているからです。

英語は選抜の最初の関門であり合格後も訓練で使い続ける

英語は、選抜の入口・面接での評価・採用後の業務という3層すべてで求められます。
募集要項の記載を時系列に並べると、次のようになります。

  • 第0次選抜は英語試験から始まり、合格者のみが次の試験へ進む(入口の足切り)
  • 第二次選抜の面接試験に英語が含まれる(評価軸)
  • 第三次選抜の面接試験にも英語が含まれる(評価軸)
  • 採用後の訓練業務では、宇宙飛行士に必要な科学・技術の知識に加えて「英語、ロシア語も習得します」と明記されている(業務そのもの)

3層のうちどれかひとつでも欠けると先へ進めない設計です。
合格してから学べばよい対象ではありません。

エントリーシートでも語学能力の記入が求められ、英語のレベルと資格(TOEFL、TOEIC、実用英語技能検定、CEFR等のスコア・級・受験時期)を書く欄が用意されています。
準備の観点でいえば、英語は最も分かりやすく、最も時間のかかる項目です。
募集が発表されてから半年で仕上がる性質のものではなく、次の募集を待つ期間にこそ積み上げが効きます。

資質特性検査と運用技量試験では未経験の作業への対応力が見られる

「8.評価する特性」には8項目が並びますが、その第5項目が選抜の設計思想をよく表しています。
原文はこうです。

「様々な業務環境及び技術や社会の急速な進歩・変化に適応するために、必要な身体能力及び精神心理的適応性・強靭性を有するとともに、未経験の知識や技量を速やかに習得する能力及び未経験の作業に対して自分の知識や技量を柔軟に活用して対応する能力」

ここで問われているのは、知識の量ではありません。

  • 未経験の知識や技量を、速やかに習得できるか
  • 未経験の作業に対して、自分の持っている知識や技量を柔軟に応用できるか

第一次選抜以降に置かれた資質特性検査と運用技量試験は、この特性を測るための試験です。
宇宙飛行士は、採用後に航空機操縦、サバイバル、スキューバ、ロシア語と、まったく畑違いの技能を次々に習得します。
搭乗が決まればISSの操作手順や実験操作手順の訓練も加わります。
すでに何を知っているかより、これから何をどれだけ速く身につけられるかが評価される理由がここにあります。

この力は、宇宙とは無関係の職場でも鍛えられます。
初めて任された領域に飛び込み、短期間で立ち上げた経験は、そのまま評価対象の特性に対応します。

ほしまる

40年も飛んでいると、想定していない事態のほうが多いんだ。知っている量より、知らないことに出会ったときの動き方が効いてくるよ。

国際宇宙ステーションの日本実験棟きぼうの船内。多数の実験ラックと機器が並ぶ
国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」。ISSは日本・米国・ロシア・欧州・カナダの宇宙機関が共同で運用しており、多国籍のチームで数ヶ月間を閉じた空間で過ごす環境が、選抜での協調性・語学・適応力の評価軸につながっている。 Credit: NASA

合格後は約2年の基礎訓練を経て認定され搭乗までさらに年数がかかる

採用はゴールではなく、約2年の基礎訓練という長い入口の始まりです。

募集要項とJAXAの基礎訓練ページを合わせると、候補者採用から搭乗業務までの道のりが見えてきます。
ここを知らずに挑戦すると、合格後に想定とのずれが生まれます。

基礎訓練は工学とサイエンス、きぼうシステム、基礎能力訓練の4分野

JAXAの基礎訓練ページによると、宇宙飛行士候補者は約2年間の基礎訓練を受けます。
訓練は次の4分野で構成されています。

  • JAXA宇宙飛行士に必要なJAXA業務概要や工学・宇宙機の概要等に関する知識
  • 軌道上で実際に操作を行うISS/「きぼう」日本実験棟のシステムの概要
  • 軌道上で実施する種々の宇宙実験に必要なサイエンス関連の知識
  • 宇宙飛行士に必要なスキル(健康管理・体力訓練、航空機操縦、語学、一般サバイバル技術、スキューバ等)の習得を目的とした基礎能力訓練

4分野の内訳を見ると、1〜3は講義を中心とし、4の基礎能力訓練は実習・実技訓練が中心です。
工学とサイエンスの知識を詰め込みながら、同時に航空機操縦やスキューバといった身体技能も習得していきます。
募集要項も訓練業務について、航空機操縦訓練、ジェット機による無重力体感訓練、サバイバル訓練等を挙げ「身体的にも厳しい項目が含まれます」と書いています。

そして基礎訓練を修了し、宇宙飛行士としての要件を満たすことで、審査委員会の審査を経てJAXA宇宙飛行士に認定されます。
訓練を受ければ自動的に認定される仕組みではなく、修了と審査という2つの条件が置かれています。

採用後は泳力75mと普通自動車免許の取得が求められる

募集要項の「11.留意事項」には、選抜された候補者に求められる具体的な項目が並んでいます。

  • 選抜後、基礎訓練時に必要な泳力(水着及び着衣で75m:25m×3回、10分間立ち泳ぎ)を習得する
  • 米国勤務当初に必要な国際免許の取得のため、日本の普通自動車免許を取得する
  • 訓練業務及び搭乗業務のため、長期間にわたり海外及び宇宙での勤務をする
  • 宇宙医学実験・研究、ライフサイエンス研究等において、自分自身が被験者となる研究や、手技を伴う動物を扱うミッションへの参加可否を確認される

泳力と自動車免許は、この職業の日常が意外なほど地上的であることを示す項目です。
水着だけでなく着衣で75m泳ぎ、10分間立ち泳ぎを続ける体力が要ります。
国際免許の話に至っては、米国での勤務を車で通う生活が前提になっている、という現実そのものです。

この2つは応募資格ではなく、採用後の要求事項です。
つまり今できていなくても応募はできます。
泳力も自動車免許も、今日から準備を始められる項目でもあります。
次の募集を待つ期間に潰しておける課題として、実用性の高いリストです。

処遇はJAXA職員としての給与規程に基づき勤務地は筑波宇宙センター

給与や勤務条件は、募集要項の「12.処遇」に記載されています。
以下は2021年度募集要項の表記をまとめたもので、定年のみ現行のJAXAキャリア採用ページの案内を主にしています。

項目記載内容
身分選抜終了後、JAXAの職員として採用
本給(月額)30歳 約32万円/35歳 約36万円(2021年度募集要項時点)
昇給・賞与昇給年1回、賞与年2回
諸手当超過勤務手当、住居手当、通勤手当、特殊勤務手当、宇宙飛行士手当他
退職金制度あり
勤務時間原則、始業 午前9時30分、終業 午後5時45分
定年62歳(2025・2026年度時点。2年に1歳ずつ段階的引上げ中で、2031年度以降は65歳)※2021年度募集要項の記載は60歳(再雇用制度あり)
主な勤務地JAXA筑波宇宙センター(茨城県つくば市)

※定年の62歳・65歳はJAXAキャリア採用ページの案内で、宇宙飛行士職にそのまま適用されるかはJAXAの公表資料では確認できていません。応募時はその時点の要項とJAXAの公式発表で確認してください。

年収の公表値はないため、参考にできるのはこの本給の表記までです。
諸手当に「宇宙飛行士手当」という項目が独立して存在するのが、この職種の特徴です。

勤務地は筑波宇宙センターですが、そこに常駐し続けるわけではありません。
募集要項には、米国、ロシア、欧州及びカナダの宇宙機関の訓練施設等でも訓練を行うと書かれています。
基礎訓練期間の一部、最初の搭乗ミッション決定までの期間、搭乗ミッション決定後は、長期出張や海外宇宙機関への赴任になるとも記載されています。

定年については、2021年度募集要項の記載が60歳(再雇用制度あり)であるのに対し、現在のJAXAキャリア採用ページには「2025、2026年度:62歳(2年に1歳ずつ段階的引上げ)」「2031年度以降:65歳」と案内されています(出典: JAXA『2021年度 宇宙飛行士候補者 募集要項』、JAXAキャリア採用ページ)。
次の募集で示される条件は、その時点の要項で確認するのが確実です。

候補者に選ばれても宇宙飛行できない場合があると要項は明記している

募集要項には、憧れを冷ますような一文が正面から書かれています。
「11.留意事項」の(4)です。

「宇宙飛行士候補者として選抜された後、搭乗業務を行うまでの訓練業務が長くて7〜10年間程度に及ぶことがあります。また、訓練結果の評価やISSやアルテミス計画の変更等により、宇宙飛行できない場合があります。」

同じ内容は職務内容の搭乗業務の項にも重ねて記されています。
選抜を通過し、基礎訓練を修了し、宇宙飛行士に認定されても、そこから搭乗までに7〜10年かかる可能性がある。
計画の変更によって飛べない可能性もあります。
JAXAはこの2点を、応募前に読む文書の中で明示しています。

さらに募集要項は、宇宙船の搭乗や宇宙での活動に、打上げ・飛行中・帰還時の事故、微小重力や宇宙放射線等の身体への影響、スペースデブリ衝突のリスクが伴うとも書いています。
選抜が進んだ段階で、これらのリスクについて説明が行われるとも記載されています。

宇宙飛行士は、成果が保証されない職業です。
それでも訓練と地上業務に7〜10年を投じる覚悟があるかどうかが、応募の前に自分へ問うべき最初の問いです。

候補者採用から基礎訓練2年、認定を経て搭乗業務まで長い年数がかかることを示した時系列の図解
候補者に採用されてからの流れ。約2年の基礎訓練を修了し審査を経て宇宙飛行士に認定され、そこから搭乗業務まではさらに7〜10年程度かかる。計画変更等により宇宙飛行できない場合もあると募集要項は明記している。(図解はイメージです)

次回募集は約5年おきの見込み、待つ間に応募条件を整える

JAXAは次回の募集について、約5年おきという目安を公式に示しています。

ここまで読んで「今は条件を満たしていない」と感じた人にとって、この間隔は不利な条件ではありません。
実務経験の年数も英語力も、待つ期間に積み上がるものだからです。

JAXAは約5年おきの募集を予定と公式に案内している

JAXAのよくある質問「次回宇宙飛行士募集はいつですか」への回答は、次の一文です。

「2021年以降、約5年おきの募集を予定しております。」

具体的な日程は示されていないため、次回の時期はJAXAの公式発表で確認します。
参考になるのは、前回のスケジュールです。

  • 受付期間: 2021年12月20日から2022年3月4日まで(健康診断結果の提出のみ4月4日正午まで延長)
  • 第0次選抜: 2022年5月頃
  • 第一次選抜: 2022年7月頃
  • 第二次選抜: 2022年10月頃
  • 第三次選抜: 2023年1月頃から2月頃
  • 最終選抜結果: 2023年2月

受付開始から結果発表まで約1年3ヶ月です。

そして募集開始を知ってから間に合わせにくい項目が、はっきりしています。
健康診断の受診と書類準備、英語力、そして実務経験の年数の3つです。
実務経験は年数そのものが条件なので、後から短縮できません。
募集を待つ時間は、そのまま応募条件を整える時間です。

NASAは米国市民とSTEM修士相当が要件で日本とは条件が異なる

海外ルートを考える人のために、NASAの要件も確認しておきます。
NASA公式の宇宙飛行士要件ページには、次の4つが基本要件として挙げられています。

項目NASAの基本要件
国籍米国市民であること
学位認定機関で取得したSTEM分野(工学、生物科学、物理科学、コンピュータ科学、数学等)の修士号
経験学位取得後2年以上の関連する専門的実務経験、または高性能ジェット機850時間以上を含む機長時間1,000時間以上
身体NASAの長期滞在飛行の宇宙飛行士身体検査に合格すること

学位については、修士号のほかに代替経路も示されています。
関連分野の博士課程における2年(36セメスターアワーまたは54クォーターアワー)の履修、医学博士または整骨医学博士の学位の取得、国内で認定されたテストパイロット学校の課程の修了です。
加えて、リーダーシップ、チームワーク、コミュニケーションのスキルも求められます。

日本との最も大きな違いは、最初の項目です。
NASAの宇宙飛行士候補者は米国市民であることが要件で、日本国籍者が直接応募できるルートではありません。
門の狭さも日本と変わりません。
NASAが2017年6月に発表した宇宙飛行士候補者12名は、18,300名を超える応募者から選ばれています(出典: NASAプレスリリース(2017年6月7日・新宇宙飛行士候補者の発表))。

宇宙に関わる仕事は飛行士以外にも広がっている

宇宙飛行士の席が2つしかなかったとしても、宇宙に関わる仕事の席はそこだけではありません。
募集要項の職務内容を読み返すと、宇宙飛行士の仕事が地上の職種と密接に噛み合っていることが分かります。

  • 運用業務(宇宙飛行士との通信を行う交信担当、手順検証等)
  • システム・実験機器の開発、訓練開発支援
  • 飛行士育成やチーム行動能力の向上に関わる業務
  • 「きぼう」を利用した実験・研究

これらは宇宙飛行士自身も担う業務ですが、同時に地上側の技術者・研究者・運用担当が支えている領域でもあります。
職種名に置き換えると、軌道上の作業に指示を出す運用管制官や交信担当、乗員の健康管理と医学研究を担う宇宙医学の研究者、実験機器や衛星・地上設備を設計する衛星システムエンジニア、訓練プログラムを作る訓練開発の技術者といった仕事です。
交信担当がいなければ軌道上の作業は進まず、実験機器を設計する人がいなければ宇宙実験は成立しません。

宇宙飛行士になるという目標に届かなかったとしても、宇宙開発に携わる道が閉じるわけではありません。
むしろ、あなたが今持っている工学・情報・医学・法務といった専門性のほうが、地上側では即戦力として噛み合います。

宇宙飛行士になるにはに関するよくある質問

宇宙飛行士に年齢制限はありますか

2021年度募集要項の応募資格は、3年以上の実務経験と医学的特性の2条件のみで、年齢の規定は書かれていません。
実際に2021〜2022年度の選抜では、1977年生まれと1995年生まれの2名が採用されました。

ただしJAXA職員としての定年はあります。
現在のJAXAキャリア採用ページの案内は2025、2026年度が62歳、2031年度以降が65歳で、2021年度募集要項の記載は60歳(再雇用制度あり)です(出典: JAXA『2021年度 宇宙飛行士候補者 募集要項』、JAXAキャリア採用ページ)。

文系や理系以外の学部でも宇宙飛行士になれますか

募集要項の応募資格に、学歴や専攻の要件はありません。
一方で第0次選抜には、一般教養試験(大学の教養課程相当)とSTEM分野の試験(国家公務員採用総合職試験(大卒程度試験)相当)が含まれます。

専攻に関わらず、STEMの学力そのものは選抜で問われます。
出身学部より、試験当日にその水準へ届いているかが判断基準です(出典: JAXA『2021年度 宇宙飛行士候補者 募集要項』)。

視力が悪くても宇宙飛行士に応募できますか

医学的特性の視力要件は「遠距離視力 両眼とも矯正視力1.0以上」で、裸眼視力ではありません。
眼鏡やコンタクトレンズによる矯正で1.0以上あれば、この項目は満たします。

このほか色覚は正常(石原式による)、聴力は正常(背後2mの距離で普通の会話可能)と定められています(出典: JAXA『2021年度 宇宙飛行士候補者 募集要項』)。

宇宙飛行士の給料はいくらですか

2021年度募集要項の処遇欄には、本給(月額)が30歳 約32万円、35歳 約36万円と記載されています。
これに加えて昇給年1回、賞与年2回、諸手当(超過勤務手当、住居手当、通勤手当、特殊勤務手当、宇宙飛行士手当他)、退職金制度があります。

年収の公表値はないため、確実にいえるのはこの本給の表記までです(出典: JAXA『2021年度 宇宙飛行士候補者 募集要項』)。

次のJAXA宇宙飛行士候補者募集はいつですか

JAXAのよくある質問は「2021年以降、約5年おきの募集を予定しております」と案内しています。
具体的な次回の日程は示されていないため、JAXAの宇宙飛行士候補者募集特設サイトで公式発表を確認してください。

前回は受付開始から最終結果まで約1年3ヶ月かかりました(出典: JAXA よくある質問「次回宇宙飛行士募集はいつですか」)。

まとめ 宇宙飛行士になるには実務経験を積みながら次の募集に備える

宇宙飛行士になるには、JAXAの宇宙飛行士候補者選抜に応募し、5段階の選抜を通過し、約2年の基礎訓練を修了して認定される必要があります。
応募資格は3年以上の実務経験と医学的特性の2条件だけで、学歴や年齢の要件は募集要項に書かれていません。
ただし第0次選抜は英語試験から始まり、通過者だけがSTEM分野の試験へ進みます。
そして候補者になっても、搭乗業務までの訓練が7〜10年に及ぶことがあると要項は明記しています。

今日から動けることは3つです。

  • 今の職場で実務経験を積み、専門性の年数を増やす
  • 英語を、試験と面接で使える水準まで引き上げておく
  • 健康状態を維持し、JAXAの公式サイトで次の募集を定期的に確認する

宇宙飛行士の席は6つ、直近の採用は2名でした。
それでも、宇宙開発を支える仕事は地上に広く続いています。
どちらの道を選ぶにせよ、専門性と英語という土台は同じです。

ほしまる

ぼくを設計して、送り出して、40年ずっと信号を受け止め続けてくれた人たちがいるんだ。宇宙で働く人は、宇宙に行く人だけじゃないんだよ。

出典

ほしまる
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