- JAXAは、やっぱり旧帝大でないと入れないのでは
- 航空宇宙工学科ではない自分の専攻だと、書類で落とされるのでは
- 社会人になってしまったが、まだ間に合うのだろうか
JAXAの出身大学を調べる方には、このような不安が先に立っているかもしれません。
結論から書きます。
JAXAは大学別の採用実績を公表しておらず、公開されている募集要項にも大学名やランクを条件にする記載はありません。
書かれているのは、学位と卒業の時期、そして職務経験です。
この記事は、一次情報と整合させて宇宙産業を伝えるASTROWORKS編集部がまとめています。
この記事では、次のポイントを整理します。
- JAXAが公開している採用情報の範囲と、公開されていない情報
- 2027年新卒/既卒採用(エントリー受付終了)の募集要項に明記された応募資格と、明記されていない条件
- キャリア採用の応募資格と、IT・自動車・製造の経験が接続する募集職務
読み終える頃には、大学名を気にする前に確認すべき項目がはっきりします。
ほしまるぼくも40年、宇宙で働いてきたんだ。入口はひとつじゃないよ、いっしょに確かめていこう。
※記事の要点は、以下のスライドでもサッと確認できます。


JAXAは出身大学別の採用実績を公表していない
検索でよく求められる「大学別ランキング」は、公式には存在しません。
まず、その前提から確認します。
公式に公表されているのは募集要項と職員紹介の情報
JAXAの採用情報ページには、採用区分の入口が並んでいます。
新卒/既卒採用、キャリア採用、教育職採用、宇宙航空プロジェクト研究員、招聘職員採用、カムバック採用、事務支援職員採用、宇宙飛行士候補者募集などです(出典: JAXA「採用情報」)。
新卒/既卒採用サイトが公開しているのは、次のような情報です。
- 採用区分ごとの募集要項(応募資格、選考フロー、提出書類、給与、勤務地)
- 技術系職員と事務系職員それぞれの職務内容とキャリアパス
- 実名で掲載された職員の所属部署と入構年、および個別の紹介記事
- 随時更新されるキャリア採用の募集職務一覧
編集部がこれらのページを確認した範囲では、大学別の採用者数や出身校の一覧は見当たりませんでした。
探されがちな「採用実績校ランキング」は、JAXA自身が出している数字としては存在しない、ということです。
判断の材料になるのは、募集要項に書かれた応募資格と、職員紹介に載っている実際の経歴です。
この2つを読むほうが、出所の分からない大学名の並びを眺めるより確実です。
就活サイトの採用大学一覧は集計方法を確かめてから見る
「JAXA 出身大学」で検索すると、就職情報サイトの「採用大学」「採用実績校」といったページが並びます。
読むときに確かめたいのは、そのデータが何をもとに集計されたものかという点です。
理由は単純です。
母数と集計期間が分からない一覧は、判断の材料になりません。
ある大学名が載っている、あるいは載っていないという事実だけでは、応募できるかどうかは決まらないからです。
サイトに登録した学生の報告を集めたものであれば、そのサイトの利用者層がそのまま数字に反映されます。
前の項で書いたとおり、JAXA自身は大学別の採用実績を公表していません。
就職情報サイトに並ぶ学校名は、JAXAの公表値ではないわけです。
これはサービスの優劣の話ではなく、データの性質の話です。
自分の大学が一覧になかったとしても、それは応募資格を満たさない根拠にはなりません。
逆に、載っている大学であることが有利に働くという記載も、募集要項には見当たりませんでした。
確認の順番は、就職情報サイトより先に募集要項の原文です。


新卒採用の応募資格は募集要項に明記されている
ここからは、公開されている一次情報で確認します。
2027年新卒/既卒採用(エントリー受付終了)の募集要項に、実際に何が書かれているのか。
技術系と事務系で業務内容が異なる
JAXAの新卒/既卒採用は、技術系職員と事務系職員の2区分に分かれています。
併願はできません。
区分が分かれている理由は、専攻の違いではなく、担当する業務の違いです。
| 区分 | 主な職務内容(公式記載) | 挙げられている学問領域 |
|---|---|---|
| 技術系職員 | 人工衛星・探査機等の宇宙機及びロケットの開発〜運用、地球観測衛星等のデータ解析・利用推進 | 機械、電気・電子、情報、通信、制御、材料、物理、化学、生物など |
| 事務系職員 | 経営企画、総務、法務、知財、輸出貿易管理、監査、人事、国際、広報・教育、事業開発、調達、財務、資金管理、予算 | 法律、経済、国際、人文科学など |
(出典: JAXA新卒/既卒採用サイト「職種・キャリア」)
募集要項のFAQには、はっきりした記載があります。
「在籍する学部を問わず、技術系・事務系どちらの職種でも応募いただけます」と明記されています。
「宇宙航空分野を専攻していないとJAXAには入れませんか」という問いも用意されています。
回答は、様々な専門分野の技術・知見が必要であり、文理を問わず幅広い分野から採用している、という趣旨です(出典: JAXA新卒/既卒採用サイト「採用情報」)。
理系だから技術系、文系だから事務系、という振り分けが制度として決まっているわけではありません。
選ぶのは応募者側です。
学歴要件として明記されている項目と明記されていない項目
2027年新卒/既卒採用(エントリー受付終了)の募集要項に、応募資格として書かれている項目は次のとおりです。
- 新卒は「2023年3月から2027年3月までに大学/大学院等を卒業(見込)・修了(見込)の方」
- 既卒(就業経験がある場合)は「2019年3月から応募時点までに大学/大学院等を卒業・修了済の方」
- 「大学/大学院等」には短大、高専、専門学校が含まれる
- 採用時までに学位を取得していること
(出典: JAXA新卒/既卒採用サイト「採用情報」)
一方、編集部が同じページを読んだ範囲では、次の項目は見当たりませんでした。
- 特定の大学名や大学のランクに関する条件
- 学部・専攻を限定する条件
- 年齢の上限
書かれているのは「いつ、どの課程を出るか」であって、「どこを出るか」ではありません。
なお初任給は学位によって4段階に分かれ、博士修了31万7,800円、修士修了27万9,300円、大学学部卒25万8,400円、短大・専門学校卒23万8,300円と明記されています(出典: JAXA新卒/既卒採用サイト「採用情報」)。
応募資格の「大学/大学院等」には高専が含まれると注記されていますが、初任給表の区分ラベルに高専の表記はありません。
高専卒がどの区分に当たるかは、公開ページからは確認できませんでした。
いずれにせよ処遇に反映されるのは学位であって、大学名とは別の話です。
博士号または同等の研究能力が要件に現れる募集区分
「JAXAは修士以上でないと無理」という説明を見かけますが、区分ごとに要件は異なります。
学位が明示的に要件へ現れるのは、研究職の区分です。
宇宙航空プロジェクト研究員の応募資格は「博士号取得者(採用時点で博士号取得から5年以内。)又はこれと同等の研究能力を有する者」と書かれています。
出産・育児休業など特別な事情のある期間は、この5年から除外して扱われます。
この区分は任期制職員としての採用です。
雇用は年度ごとの契約で、当初採用日から通算して最大3年まで延長され、育休等の期間分はさらに延長されて上限10年とされています。
そして「任期終了後に、任期の定めのない定年制職員に採用される制度ではありません」と明記されています。
採用後に大学院へ在学することもできません(出典: JAXA「宇宙航空プロジェクト研究員採用」)。
この区分に博士号の条件があるからといって、新卒採用の全職種で修士や博士が必須になるわけではありません。
読むべきは、自分が受ける区分の応募資格だけです。


学歴フィルターに見える現象は母集団の偏りで説明できる部分がある
ここから先は、募集要項には書かれていない領域です。
確認できる事実と、その背景にある構造の説明にとどめます。



見えている結果と、その結果が生まれた理由は別のことなんだ。ぼくもデータを送るとき、そこはいつも分けて記録していたよ。
応募母集団そのものが特定の専攻に偏りやすい
宇宙分野を志す学生には、特定の大学へ集中しやすいという傾向があります。
航空宇宙工学の名称を冠した学科は少なく、進学先の選択肢がそもそも狭いためです。
編集部が公式ページで確認できた例として、大阪公立大学工学部の航空宇宙工学科があります。
この学科は航空宇宙流体力学、航空宇宙構造工学、航空宇宙推進工学、航空宇宙制御工学、宇宙工学、航空宇宙システム工学の6分野に分かれています。
九州大学工学部にも航空宇宙工学科[Ⅲ群]が置かれ、力学を基礎とした工学理論とシステム工学、飛行力学や軌道力学といった実践科目を学ぶ構成です。
宇宙を志す高校生がこのような学科を選び、そこから宇宙関連の進路へ進む。
この流れが続けば、結果として同じ大学名が並びやすくなります。
学歴フィルターに見える現象の背景のひとつと考えられますが、JAXA側が大学で足切りしている証拠ではありません。
母集団の偏りと、選考基準の存在は、別々に確かめる必要があります。
選考で提出する情報から見える評価の対象
選考で何が見られているのかは、提出書類と選考フローからある程度読み取れます。
新卒/既卒採用の選考は、エントリー、書類選考、適性審査、面接選考、結果通知という流れです。
面接はWeb面接が前提で、最終選考のみ原則として対面が予定されています。
提出を求められる書類は次のとおりです。
- エントリーシート(電子入力。ただし事務系応募者のみ一部手書きの上アップロードが必要)
- 研究テーマの説明資料(技術系応募者のうち博士課程を修了(予定)者のみ)
- 成績証明書
- 職務経歴書(就業経験のある既卒者のみ任意提出)
(出典: JAXA新卒/既卒採用サイト「採用情報」)
技術系応募者のうち博士課程を修了(予定)する者にだけ研究テーマの説明資料が求められる。
ここからは、研究の中身そのものが選考の対象に入ると分かります。
成績証明書も、大学名ではなく履修と成績という中身の情報にあたります。
ただし、これらの書類がどう評価されるかという配点や基準は公開されていません。
提出物から評価の対象は推測できますが、選考の内部基準は未確認です。
職員紹介ページから読み取れる経歴の多様さ
公式の職員紹介ページには、実名の職員が所属部署と入構年つきで掲載されています。
そこに書かれた経歴は、単一のルートではありません。
航空技術部門の飯嶋竜司さん(2019年入構)は、高等専門学校に進学し、放課後は寮の消灯までロボコンに向けたロボット制作に熱中したと語っています。
高専卒業後は大学院に進学し、パワーエレクトロニクス(電力を半導体で変換・制御する技術分野)の研究で博士号を取得。
現在は航空機用メガワット級電動ハイブリッド推進システムの実証試験の準備を担当しています。
調達部の岩井貴志さん(2002年入構)は政治経済学部経済学科の卒業で、開発経済学のゼミで京都議定書に基づく排出量取引などを学びました。
広報、国際業務や宇宙法の研究を経て、現在は有人宇宙技術部門の契約を担当しています。
有人宇宙技術部門の石山璃子さん(2021年入構)は国際政治を専攻し、卒業論文でアメリカと中国の宇宙政策を扱いました。
総務部を経て、いまは協定や契約の文書作成と法務の観点からのレビューを行っています。
3名はあくまで掲載されている例です。
全体の傾向を示す統計ではありません。
それでも、高専からの博士、経済学科、国際政治という入口が実在することは確認できます。


宇宙分野につながる学部と専攻は航空宇宙工学だけではない
専攻と仕事の対応を、具体的に見ていきます。
衛星とロケットの開発を支える機械・電気・情報系
キャリア採用で公開されている募集職務名を見ると、必要とされている技術領域が具体的に分かります。
次の表は、公開職務名をもとに編集部が技術領域と専攻を対応づけた参考表です。
JAXAが職務ごとに専攻を指定しているわけではありません。
| 公開されている募集職務名 | 中心になる技術領域 | 接続しやすい専攻 |
|---|---|---|
| 基幹ロケット等に関するシステム設計解析及び飛行安全業務 | システム設計、飛行力学、安全解析 | 機械、航空宇宙 |
| H3ロケット等に適用する自律飛行機能及び静止衛星を活用したデータ取得技術に関する開発業務 | 誘導制御、通信 | 制御、通信、情報 |
| 光通信技術及び衛星システムに係る研究開発 | 光通信、衛星システム | 電気・電子、物理 |
| 降水レーダ衛星(PMM)の衛星管制システムの開発 | 地上システム、ソフトウェア | 情報 |
| ロケット打上げ射場設備に係る開発・運用・射場安全業務 | 設備設計、運用、安全管理 | 機械、電気 |
(職務名の出典: JAXA「キャリア採用」。技術領域と専攻は編集部が整理した参考です)
(PMM=Precipitation Measuring Mission。宇宙から地球の雨や雪を測るミッションで、JAXA、NASA、CNESが協力して開発を進めています。出典: JAXA第一宇宙技術部門「降水レーダ衛星(PMM)」)
新卒採用の技術系職員のページでも、機械、電気・電子、情報、通信、制御、材料、物理、化学、生物といった専門分野が並びます。
航空宇宙工学科の名前は、この並びの中に入っていません。
宇宙機は多くの技術の集合体なので、支える専攻も広く取られている、と考えるのが自然です。
観測データと宇宙科学に関わる理学・データ系
宇宙の仕事は、ものを作る工程だけではありません。
技術系職員の職務内容には「地球観測衛星等のデータ解析・利用推進」が明記されています(出典: JAXA新卒/既卒採用サイト「職種・キャリア」)。
衛星が観測したデータは、そのままでは使えません。
校正し、処理し、意味のある形に変換して、利用者に届ける工程が必要です。
キャリア採用には「降水レーダ衛星(PMM)の衛星管制システムの開発」という職務が公開されています。
地上側の情報システムも、実際の仕事として存在します。
ここで生きるのは、物理や地球科学の知識と、データ処理の技術です。
新卒採用で挙げられている専門分野に物理、化学、生物、情報が並んでいるのも、この領域と対応しています。
信号処理や画像処理、大量データの取り扱いといった経験は、業界が変わっても働く場面があります。
センサーが取ったデータをどう信頼できる形にするか。
この問いは分野を問わず共通です。
文系の学部から関わる事務系と専門領域の仕事
事務系職員の職務範囲は、一般的な事務のイメージより広く取られています。
公式ページが総務・事業系として並べているのは、経営企画、総務、法務、知財、輸出貿易管理、監査、人事、国際、広報・教育、事業開発。
資金系では調達、財務、資金管理、予算も担当領域です。
専門分野としては、法律、経済、国際、人文科学などが挙がっています。
この中には、宇宙機関ならではの領域が含まれます。
輸出貿易管理は、宇宙機器や技術が国際的な規制の対象になるために必要な仕事です。
国際は、各国の宇宙機関との協定や調整が日常的に発生する分野にあたります。
前の章で紹介した岩井さんは国連宇宙空間平和利用委員会での活動や宇宙法の研究を経験し、石山さんは協定や契約の法務レビューを担当しています。
文系の学部から宇宙の現場に関わる道筋は、公式の職員紹介の中に実例として載っています。
なお、キャリア形成については、入構後7〜10年目までに3部署程度をローテーションして専門能力を育成する、と記載されています。
採用人数は50名程度と公表されているため、ここでは倍率だけに触れません。


キャリア採用では出身大学より実務経験が応募条件になる
新卒の入口を過ぎた方にとっては、ここが本題です。
キャリア採用の応募資格は、学校名ではない基準で書かれています。



今までの仕事が宇宙と関係なくても、身につけた腕は消えないんだ。ぼくの部品だって、もとは地上の技術だったよ。
応募資格の中心は該当分野の実務経験
JAXAのキャリア採用ページには、応募資格として次の条件が示されています。
学歴については「短大・高専・専門学校 卒業以上」で、各職務で別途要件がある場合はそちらが優先されます。
実務経験については「募集職務に応用できる分野での実務経験3年以上」と書かれ、宇宙航空分野に限定されないこと、大学院在籍期間は除外することが明記されています。
このほか、応募時点でJAXAに出向中、または出向期間満了後2年以内でないことが条件です(出典: JAXA「キャリア採用」)。
原文から読み取れる点は次のとおりです。
- 大学名やランクに関する条件は記載されていない
- 学歴の下限は短大・高専・専門学校の卒業
- 経験は「募集職務に応用できる」かどうかで判断され、宇宙業界の経験の有無は条件ではない
自分の職務経験が、募集職務に応用できるかどうか。
キャリア採用では、確認すべき問いがここに移ります。
IT・自動車・製造の経験が接続する募集ポジション
「応用できる分野」と言われても、判断しにくいかもしれません。
公開されている募集職務名に、読者の経験を当てはめてみます。
左列の経験は編集部が置いた読み替えの目安で、JAXAが対応関係を示しているわけではありません。
| これまでの経験 | 接続しうる公開職務名 |
|---|---|
| ソフトウェア開発、システム開発 | 降水レーダ衛星(PMM)の衛星管制システムの開発 |
| ネットワーク構築、情報セキュリティ | 航空技術部門プロジェクトネットワークの構築・維持・運用及び情報セキュリティに関する業務 |
| 制御、組み込み、車載システム | H3ロケット等に適用する自律飛行機能及び静止衛星を活用したデータ取得技術に関する開発業務 |
| 通信、光デバイス、電子回路 | 光通信技術及び衛星システムに係る研究開発 |
| 品質保証、信頼性設計、安全解析 | 人工衛星システムのミッション成功に向けた安全・信頼性向上活動に関する業務 |
| 設備設計、プラント運用 | ロケット打上げ射場設備に係る開発・運用・射場安全業務 |
(職務名の出典: JAXA「キャリア採用」。経験との対応は編集部が整理した参考です)
この一覧は固定ではありません。
同ページには「応募は随時受け付け、募集職務ごとに採用予定人数が埋まり次第、募集を終了します」と書かれています。
つまり、いま載っている職務は入れ替わります。
確認の方法は決まっています。
キャリア採用ページを定期的に開き、募集職務ごとの詳細に書かれた応募資格を読む。
全体の応募資格に加えて、職務単位で求められる資格や経験が示されるためです。
新卒以外の入口として用意されている採用制度
JAXAの採用情報ページには、新卒とキャリア採用以外にも複数の区分が並んでいます。
職員として採用される区分は次のとおりです。
- 宇宙航空プロジェクト研究員(博士号取得から5年以内、または同等の研究能力を有する者が対象の任期制)
- カムバック採用(一度JAXAを離れた人が再び応募する制度)
- 招聘職員採用(募集ごとに個別のポジションと要件が示される)
- 教育職採用、障がい者採用、事務支援職員採用
カムバック採用には、具体的な条件が4点示されています。
- 応募時に満55歳以下であること
- JAXAの離職期間が20年を超えないこと
- 退職時に任期の定めのない職員で、勤続年数が満5年以上であること
- 退職理由が転職、自己啓発(就学・留学・資格取得)、結婚、配偶者の転勤、妊娠、出産、育児、看護、介護のいずれかであること
採用後の身分は「一般職職員(任期の定めのない定年制職員)」と記載されています(出典: JAXA「カムバック採用」)。
同じ採用情報ページには、職員採用とは性格の異なる制度も並んでいます。
国際トップヤングフェローシップ、日本学術振興会特別研究員、インターンシップです。
フェローシップは研究者として一定期間活動するための枠組みで、このうち日本学術振興会特別研究員は日本学術振興会の制度にJAXAが受入先として関わる形になります。
インターンシップは雇用の入口ではなく、現場を知る機会にあたります。
どちらもJAXAとの接点をつくる制度として捉えるほうが、実態に近い捉え方です。
区分ごとに、対象も雇用形態も違います。
自分の状況に合う入口を選び、その区分の要項を正確に読む。
順番はそれで十分です。


よくある質問
まとめ 出身大学より先に確認したいのは応募資格と専攻の接続
JAXAは大学別の採用実績を公表していません。
公開されている募集要項に書かれているのは、卒業・修了の時期と学位、そして職務経験です。
新卒/既卒採用のFAQは、在籍する学部を問わず技術系・事務系どちらにも応募できると説明しています。
キャリア採用の応募資格は、宇宙航空分野に限定されない実務経験3年以上でした。
次にやることは2つです。
自分が応募する年度の募集要項を、原文で開いて読むこと。
そして自分の専攻や職務経験を、公開されている募集職務と1件ずつ突き合わせることです。
大学名の一覧を眺める時間は、この2つの作業に振り替えてください。



進む道が決まっているように見えても、実際に確かめてみると分かれ道は多いんだ。この目で、見てきたんだよ。
出典
- 宇宙航空研究開発機構(JAXA)「採用情報」
- JAXA新卒/既卒採用サイト「採用情報(募集要項・選考フロー・FAQ)」
- JAXA新卒/既卒採用サイト「職種・キャリア」
- JAXA新卒/既卒採用サイト「職員紹介」
- JAXA新卒/既卒採用サイト「職員紹介 飯嶋竜司」
- JAXA新卒/既卒採用サイト「職員紹介 岩井貴志」
- JAXA新卒/既卒採用サイト「職員紹介 石山璃子」
- JAXA「キャリア採用」
- JAXA「宇宙航空プロジェクト研究員採用」
- JAXA「カムバック採用」
- JAXA 第一宇宙技術部門 サテライトナビゲーター「降水レーダ衛星(PMM)」
- 大阪公立大学 工学部「航空宇宙工学科」
- 九州大学 工学部「航空宇宙工学科[Ⅲ群]」



