2026年9月9日、ArianespaceとAmazon Leoは、Ariane 64による打ち上げ6回の追加契約を発表しました。
2022年に結ばれた18回と合わせ、Arianespaceが担う打ち上げは計24回になります。
追加分は2029年に始まり、2031年までフランス領ギアナのヨーロッパ宇宙港から実施される計画です。
3行で分かるポイント
- Ariane 64の打ち上げ6回を追加発注し、Arianespaceとの契約は18回から24回へ
- 追加分の飛行開始は2029年、2031年まで続く長期の枠
- 2026年はAriane 6の3回のミッションで、5か月足らずに衛星100機を軌道へ
何が発表されたか
今回の対象は、Ariane 6のうちブースターを4本備えたAriane 64です。
低軌道へ最大20トンを運べる、Ariane 6で最も打ち上げ能力の高い形態にあたります(出典: About Amazon「Amazon Leo successfully launches first heavy-lift mission of 2026 with Arianespace」)。
Arianespaceの発表では、2026年に入って3回のAriane 6ミッションでAmazon Leoの衛星100機を5か月足らずのうちに軌道へ送り、これまでに打ち上げられた同constellationの衛星の25%以上をヨーロッパから運んだとしています。
6月17日のVA269/LE-03では新型のP160Cブースターを使い、衛星36機を投入しました。
宇宙業界にとっての意味
衛星constellationの構築では、大型ロケットの打ち上げ枠を複数の事業者から確保できるかどうかが、展開の速さを左右します。
Amazon LeoのChris Weber氏は、ヨーロッパの打ち上げインフラはAmazon Leoの運用アーキテクチャの一部だと述べています。
ArianespaceのDavid Cavaillolès氏は、Amazon Leoのような顧客からの長期的なコミットメントがAriane 6の増産を支え、事業モデルを強くすると説明しています。
ヨーロッパの打ち上げ側から見れば、2031年まで続く受注残が積み上がったことになります。
今後の注目点
追加された6回が飛ぶのは2029年以降で、当面はすでに契約済みの枠の消化が続きます。
Ariane 6の年間打ち上げ頻度をどこまで上げられるかが、この24回の消化ペースを決めることになります。
なお、今回のArianespaceの発表には、追加6回それぞれで運ぶ衛星の機数や、Amazon Leoのconstellation全体の最終規模は記載されていません。
ほしまる契約が24回に増えたからといって、24回ぶんの衛星がもう空にいるわけじゃないんだ。今回の6回が飛ぶのは2029年からだよ。