内閣府がまとめた資料によると、令和8年度の宇宙関係予算は総額1兆446億円になりました。
令和8年度当初予算案と令和7年度補正予算に基金分を加えた額で、前年度から1,081億円、率にして12%の増加です(出典: 内閣府「令和8年度当初予算案および令和7年度補正予算における宇宙関係予算について」。以下、金額は同資料の表記によります)。
3行で分かるポイント
- 総額1兆446億円は、令和8年度当初予算案4,967億円と令和7年度補正予算5,043億円に、基金関係執行予定額436億円を加えた金額
- 府省別では文部科学省3,073億円、防衛省2,213億円、総務省1,911億円が上位
- 前年度からの増減は総務省が1,267億円増、防衛省が847億円増、文部科学省は595億円減
何が発表されたか
令和8年度当初予算案が4,967億円、令和7年度補正予算が5,043億円で、合計1兆10億円です。
これに基金関係執行予定額436億円が加わり、総額1兆446億円になります。
基金分は、経済安全保障重要技術育成プログラム(Kプロ)とSBIRフェーズ3基金のうち宇宙関係のテーマを計上したもので、令和7年12月時点の見込み額です。
府省別の合計は、文部科学省3,073億円、防衛省2,213億円、総務省1,911億円、内閣官房950億円、経済産業省939億円、内閣府404億円と続きます。
宇宙業界にとっての意味
総額は増えていますが、増えた分は府省によって偏りがあります。
前年度からの増減額では、総務省が1,267億円増、防衛省が847億円増と大きく伸びた一方、文部科学省は595億円減、国土交通省は379億円減、経済産業省は134億円減です。
防衛省の主な施策には、衛星コンステレーションの構築262億円、画像解析用データの取得241億円、次期防衛通信衛星等の整備208億円、次世代防衛技術実証衛星の開発24億円が並びます。
どの分野に資金が向かっているかは、府省ごとの増減額と、そこに並ぶ施策名から読み取れます。
今後の注目点
この資料の数字は、令和8年度当初予算案の段階のものです。
基金関係執行予定額436億円も、令和7年12月時点の見込みとして計上された額です。
文部科学省の595億円減について、今回確認した資料では理由の記載は見つかりませんでした。
実際の配分額は、今後の予算の成立と執行を経て確定します。
令和9年度以降の水準は、これからの概算要求と予算編成で示されます。
ほしまる補正予算の5,043億円は、当初予算案の4,967億円より大きいんだよ。宇宙関係予算の規模は、当初予算だけでは見えてこないんだ。