JAXAの宇宙戦略基金は2026年9月10日、技術開発テーマ「衛星サプライチェーン構築のための衛星部品・コンポーネントの開発・実証」のステージゲート評価結果を掲載したと告知しました。
同テーマのページでは、採択事業者である三菱電機株式会社の事業について、2026年2月の評価結果がPDFで公開されています。
3行で分かるポイント
- 宇宙戦略基金が2026年9月10日、衛星部品・コンポーネントのテーマについてステージゲート評価結果の掲載を告知
- 同テーマの採択は1事業で、三菱電機の「国産太陽電池セル・カバーガラスおよび搭載アレイの開発」
- 同名の追加公募は2025年9月12日に始まり、採択結果は2026年3月13日に発表済み
何が発表されたか
対象のテーマの公募は2024年8月23日に始まり、締切は2024年10月24日正午でした。
採択結果は2025年2月28日に発表され、採択は1事業です。
採択事業者は三菱電機株式会社で、テーマ名は「国産太陽電池セル・カバーガラスおよび搭載アレイの開発」です。
ステージゲート評価の欄には、この事業について2026年2月の評価結果がPDFで掲載されています(出典: JAXA宇宙戦略基金「衛星サプライチェーン構築のための衛星部品・コンポーネントの開発・実証」)。
宇宙業界にとっての意味
宇宙戦略基金は「輸送」「衛星」「探査」の3分野の技術開発を支える基金で、規模は約1兆円、支援期間は最長10年です(出典: JAXA宇宙戦略基金「宇宙戦略基金について」)。
今回のテーマが狙うのは、衛星コンステレーションのように衛星を大量に軌道へ投入する需要に応える、部品・コンポーネントの供給体制です。
現在のサプライチェーンには機能・性能、価格、納期、調達面の課題があり、衛星システムの発展と量産化のボトルネックになっていると同基金は説明しています。
太陽電池セルとカバーガラスは衛星の電力系を構成する部品で、その国産化と搭載アレイの開発が支援の対象です。
採択後の評価結果もテーマごとのページで公開されるため、どの技術に公的な支援が入っているかを一次情報で確認できます。
今後の注目点
同じ名称の追加公募も行われ、公募開始は2025年9月12日、締切は2025年11月21日正午でした。
採択結果は2026年3月13日に発表されています(出典: JAXA宇宙戦略基金「(追加公募)衛星サプライチェーン構築のための衛星部品・コンポーネントの開発・実証」)。
今回確認した同事業のページでは、追加公募で採択された事業についてのステージゲート評価の記載は見つかりませんでした。
宇宙戦略基金では第三期のテーマの公募も進んでおり、2026年8月には「Q/V帯等通信機器の開発・実証」など3テーマの公募開始が告知されています。
ほしまるぼくが40年も動けたのは、背中のソーラーパネルが電気をつくり続けてくれたからなんだ。太陽電池セルは、衛星が働くための電気をつくる部品だよ。