スターシップは、SpaceX(スペースX)が開発している、全高124mの2段式ロケットです。
下段のブースター「スーパーヘビー」と、上段の宇宙船「スターシップ」を重ねた構成で、SpaceXは100t以上を運べる設計としています。
最大の特徴は、両方の段を発射場へ戻して再び飛ばす「完全再使用」を目標にしている点です。
ただし、2026年10月時点のスターシップは試験飛行の段階にあります。
アメリカ航空宇宙学会(AIAA)が伝えた報道によると、2026年9月28日の第14回試験飛行で、初めて地球を回る軌道に到達しました。
NASA(アメリカ航空宇宙局)の有人月探査「アルテミス計画」では、宇宙飛行士を月面へ降ろす着陸機として開発する契約が結ばれていますが、月面着陸の時期はまだ見通せていません。
※記事の要点は、以下のスライドでもサッと確認できます。
スターシップはどんなロケットで何を運ぶのか
スターシップは、人や物を宇宙へ運ぶ輸送機です。
SpaceXの公式ページでは、機体全体の全高が124m、直径が9m、運べる重さ(ペイロード)が100t以上とされています(出典:SpaceX「Starship」。以下、スターシップの諸元は同ページの表記によります)。
1階を約3mとすると、124mはおよそ40階建てのビルに近い高さです。
100t以上という値は設計上の能力で、実際に100tを運んだ実績ではありません。
SpaceXが公表しているのは機体の設計と今後の計画で、試験飛行の結果とは分けて考える必要があります。
SpaceXが公式ページで示している用途と、NASAとの契約にもとづく用途は、大きく3つあります。
- 人工衛星や大型の望遠鏡、貨物を宇宙へ運ぶ打ち上げ(SpaceXの公式ページの説明)
- アルテミス計画で宇宙飛行士を月面へ降ろす月着陸機(NASAとの契約)
- 火星への人と貨物の輸送(SpaceXの計画。火星への貨物飛行は2028年以降としている)
このうち月着陸機と火星輸送は、どちらもこれから実証する計画です。
宇宙船スターシップとブースターのスーパーヘビーの2段構成
スターシップは、性格の違う2つの機体を縦に重ねています。
打ち上げ直後に機体全体を持ち上げるのが、下段のブースター「スーパーヘビー」です。
その上に載り、ブースターと切り離されたあとに自分のエンジンで宇宙を進むのが、上段の宇宙船「スターシップ」です。
少しややこしいのは、「スターシップ」という名前が、上段の宇宙船の名前と、2段を合わせた輸送システム全体の呼び名の両方に使われていることです。
全高124mは2段を重ねた全体の値で、内訳はブースターが72m、宇宙船が52mです。

2つの段の違いを、公式ページに載っている範囲で並べると次のようになります。
表の推力に使っているtf(トン重)は力の単位で、1tfは1tの重さを支えるのに相当する力を表します。
| 項目 | ブースター「スーパーヘビー」(下段) | 宇宙船「スターシップ」(上段) |
|---|---|---|
| 主な役割 | 打ち上げ直後に機体全体を持ち上げる | 切り離し後に宇宙を進み、人や物を運ぶ |
| 全高 | 72m | 52m |
| 推力 | 8,240tf | 1,614tf |
| エンジン | ラプター33基(中央に向きを変えられる13基、外周に20基) | ラプター3基と真空用ラプター3基の計6基 |
| 再使用の設計 | 発射場へ戻って発射塔で捕まえ、整備なしで短い間隔で再び打ち上げる設計 | 発射場へ戻って捕まえ、整備なしで短い間隔で再び打ち上げる設計(完全再使用を目指して設計中) |
ブースターの中央にある13基は、噴射の向きを変えて機体の姿勢を操れるエンジンです。
宇宙船に積まれている「真空用ラプター」は、空気のない宇宙空間で使うことを前提に設計されたエンジンです。
メタンと酸素で動くラプターエンジン
スーパーヘビーと宇宙船の両方に使われているのが、SpaceXが開発した「ラプター」というエンジンです。
公式ページでは、ラプターは再使用を前提にした、メタンと酸素を使う二段燃焼サイクルのエンジンで、ファルコン9に使われているマーリンエンジンの2倍の推力を持つと説明されています。
二段燃焼サイクルとは、推進剤の一部を先に小さな燃焼室で燃やしてポンプを回し、そのガスも主燃焼室へ送って燃やす方式です。
燃料のメタンは天然ガスの主成分で、酸素と混ぜて燃やすことで推力を生みます。
ラプター1基の大きさは直径1.3m、高さ2.9mで、推力は250tfです。
この250tfはラプター1基の値で、宇宙船に積まれた真空用ラプターの値ではありません。
完全再使用はどうやって実現しようとしているのか
「完全再使用」とは、ロケットのすべての段を回収し、もう一度打ち上げに使うことです。
これまでのロケットの多くは、打ち上げのたびに機体を海へ落としたり、燃え尽きさせたりする使い捨てでした。
スターシップの再使用の考え方は、次の3段階で考えると整理しやすくなります。
- ファルコン9で、第1段の回収と再使用はすでに行われている
- スターシップは、下段だけでなく上段まで回収する設計になっている
- さらに宇宙空間で推進剤を補給し、より遠くへ向かう計画がある
推進剤とは、ロケットを進ませるために積む燃料と、燃料を燃やすための酸化剤をまとめた呼び方です。
スターシップの場合は、メタンと酸素がこれにあたります。
ファルコン9は再使用した第1段のほうが推計で約1,500万ドル低い
再使用を考えるうえで手がかりになるのが、SpaceXの主力ロケット「ファルコン9」です。
ファルコン9は全高70mの2段式ロケットで、第1段を着陸させて回収し、別の打ち上げで再び使っています(出典:SpaceX「Falcon 9」)。
NASAが2022年に技術報告サーバーへ登録した資料は、ファルコン9の1回あたりの費用を推計しています(出典:NASA「Launch Vehicle Reusability in NASA Crewed Spaceflight」)。
同資料は、この値を複数の情報源から推計したものとしており、SpaceXの価格表ではありません。
| 機体 | 1回あたりの費用(推計) |
|---|---|
| ファルコン9(新品の第1段) | 約6,500万ドル |
| ファルコン9(再使用した第1段) | 約5,000万ドル |
| スペースシャトル | 約14億ドル |
2つの推計値を比べると、再使用した第1段を使う場合のほうが約1,500万ドル低くなっています。
スペースシャトルも機体の一部を再使用していましたが、1回あたりの費用は推計で約14億ドルでした。
なお、スターシップで地球を回る軌道へ打ち上げる1回あたりの費用は、SpaceXの公式ページには示されていません。
第1段の回収は、いまも新しい形で続いています。
2026年2月には、ISS(国際宇宙ステーション)へ宇宙飛行士を運ぶ「Crew-12」を打ち上げたファルコン9の第1段が、フロリダ州の発射施設の敷地内にある着陸地点へ戻りました。
SpaceXがフロリダで同じ発射施設から打ち上げ、同じ施設に着陸させたのは、これが初めてです(出典:NASA「Crew-12: Falcon 9 First Stage Returns」)。
両段とも発射場へ戻して捕まえる設計
ファルコン9が回収しているのは第1段だけで、第2段は打ち上げのたびに使い捨てています。
スターシップは、この第2段にあたる上段まで回収しようとしている点が、これまでのロケットと大きく違います。
公式ページでは、スターシップとスーパーヘビーはどちらも飛行後に発射場へ戻ってきて捕まえられ、整備をせずに短い間隔で再び打ち上げられるよう設計されていると説明されています。
「捕まえる」とは、着陸用の脚で地面に降りるのではなく、発射場の塔で機体を受け止めることを指します。
ブースターを実際に塔で捕まえた例は、後の章で触れる第5回の試験飛行です。

宇宙船も含めた両段の回収と、整備なしでの再打ち上げは、設計上の目標です。
試験飛行で確かめられた結果とは区別する必要があります。
軌道上で推進剤を補給して遠くへ向かう仕組み
月や火星のような遠い目的地へ向かうために、SpaceXが計画しているのが宇宙空間での推進剤の補給です。
公式ページによると、タンカー機が地球低軌道で宇宙船スターシップに推進剤を補給し、そのあとで火星へ向かいます。
地球低軌道とは、地球を回る軌道のうち、地表に比較的近い高さの軌道のことです。
タンカー機は、宇宙船スターシップから窓をなくした、推進剤を運ぶための機体です。
月着陸機での計画は、さらに具体的に示されています。
NASAの監察総監室(OIG。NASAの業務を監査する独立部門)の報告によると、月着陸機の打ち上げ前に、推進剤をためておく貯蔵用の機体を地球低軌道へ打ち上げます。
そのあと10機を超えるタンカー機が順にドッキングし、貯蔵用の機体へ推進剤を移します。
十分な量がたまると、無人の月着陸機が貯蔵用の機体から補給を受けて月へ向かいます(出典:NASA OIG「NASA’s Management of the Human Landing System Contracts」(IG-26-004、2026年3月10日)。以下、OIG報告と表記します)。

これまでに試験で確かめられたのは、この仕組みの一部です。
OIG報告によると、第3回の試験飛行で、宇宙船の機体の中にある2つのタンクの間で推進剤を移す実証が行われました。
これは1機の中での移送で、別の機体どうしで推進剤を受け渡す補給とは異なります。
試験飛行ではどこまで進んだのか
スターシップの試験は、ブースターと宇宙船を組み合わせた「統合飛行試験」として、2023年4月から続いています。
2026年9月にニュースになった「初の軌道到達」は、この試験の積み重ねの先にあります。
ここでいう軌道到達とは、地球に落ちてこずに、地球の周りを回り続けられる速さと高さに達したことを指します。
2026年3月までに行われた11回の統合飛行試験
OIG報告によると、2023年4月から報告の時点(2026年3月)までに、SpaceXは統合飛行試験を11回行いました。
報告に記載されている主な結果は次のとおりです。
- 第1回は2023年4月20日、第11回は2025年10月13日に実施
- 第3回(2024年3月14日)では、宇宙船の機体内にある2つのタンク間で推進剤を移す実証を実施
- 第4回(2024年6月6日)では、宇宙船とブースターの両方が初めて制御された着水・着陸に成功
- 第5回(2024年10月13日)では、発射台の塔の腕でブースターを「捕まえる」ことに成功
- 第7〜9回(2025年1〜5月)は、いずれも宇宙船を失う事故で終了
- 第10回と第11回(2025年8月・10月)は、宇宙船とブースターがどちらも計画どおり着水
前の章で説明した「捕まえる」回収は、ブースターについては第5回で実際に行われたことになります。
一方、第7回からは宇宙船の新しい型が投入され、その最初の3回の試験はいずれも宇宙船を失って終わりました。

OIG報告では、第11回が2つ目の型の最後の試験になり、その次からは3つ目の型が使われると説明されています。
第14回飛行で初めて地球周回軌道に到達
AIAAがThe New York Timesの報道として伝えたところによると、2026年9月28日の第14回試験飛行で、スターシップは初めて地球を回る軌道に到達しました。
軌道到達後には、初めての実運用のペイロードとしてスターリンク衛星26基を放出しています(出典:AIAA「Starship Reaches Orbit for First Time on Flight 14」)。
それでも、スターシップは試験飛行の段階にあります。
両段を回収して整備なしで再び飛ばす完全再使用や、機体どうしでの推進剤の補給は、2026年10月時点でまだ実証されていません。
アルテミス計画で月着陸機を担うスターシップ
アルテミス計画は、NASAが進める有人月探査計画です。
OIG報告によると、SpaceXとの契約上、初めて月面に人を降ろすミッションとして位置づけられているのが「アルテミスIII」で、実現すれば50年以上ぶりの有人月面着陸になります。
この契約上の計画では、宇宙飛行士は新型ロケットSLSに載った宇宙船「オリオン」で地球を出発します。
月を回る軌道でオリオンと月着陸機のスターシップがドッキングし、2人の飛行士が着陸機に乗り移って月面へ降ります。
月面に約6.5日滞在したあと、着陸機で月を回る軌道へ戻り、オリオンで地球へ帰る計画です。
この月着陸機は、HLS(Human Landing System、有人月着陸システム)と呼ばれています。

ただし、OIG報告の補遺によると、NASAは2026年2月下旬にアルテミス計画の進め方を変更すると発表しました。
新しい見通しでは、アルテミスIIIは地球低軌道でオリオンと着陸機のドッキングなどを試す飛行試験になり、月面着陸は2028年のアルテミスIVで行います。
OIG報告は、この変更の前の契約上のミッション番号で記述しています。
NASAとの月着陸機の契約
2021年7月、NASAはアルテミスIII向けの月着陸機の開発と実証について、SpaceXと固定価格契約を結びました。
固定価格契約とは、費用が予定を超えても、原則として契約で決めた金額のまま支払う契約の形です。
OIG報告によると、この契約の最大額は約30億ドルでした。
その後の契約の追加を含めた、付属書H(Appendix H)と呼ばれる契約全体の最大額は約43億ドルです。
この最大額は、のちに6%(約2億5,300万ドル)増えています。
これらとは別に、HLSのプログラム全体でNASAが使うお金の数字もあります。
OIG報告によると、NASAはプログラムが始まった2019年以降、HLSの開発に69億ドルの支出を確定させ、2030会計年度までに183億ドルを支出すると見込んでいます。
この2つの数字にはSpaceX以外の着陸機(ブルーオリジンの「ブルームーン」)の開発も含まれるため、SpaceXとの契約額と同じものではありません。
| 数字の種類 | 金額 | 対象 |
|---|---|---|
| 2021年7月の契約の最大額 | 約30億ドル | SpaceXのアルテミスIII向け着陸機 |
| 付属書Hの契約全体の最大額 | 約43億ドル(のちに約2億5,300万ドル増) | SpaceXの契約 |
| 支出を確定させた額(2019年以降) | 69億ドル | HLSプログラム全体 |
| 2030会計年度までの支出見込み | 183億ドル | HLSプログラム全体 |
月面着陸の時期がまだ見通せない理由
OIGは2026年3月の報告で、SpaceXの着陸機は2027年6月の月面着陸に間に合わないと指摘しました。
報告が挙げている理由は、主に次の3点です。
- 機体どうしで極低温の推進剤を移す大規模な試験が、2025年3月の予定から2026年3月へ12か月遅れていた
- 宇宙で極低温の推進剤を移す技術はまったく新しく、機体どうしで行われたことがない
- 補給に必要な間隔での打ち上げに欠かせない、12〜24日での発射台の再整備をまだ実証していない
極低温の推進剤とは、液体のメタンや液体の酸素のように、非常に低い温度に冷やして液体にした推進剤のことです。
OIG報告によると、NASAのHLSプログラムは、この極低温の推進剤の移送を実証することを、SpaceXが抱える最も大きな技術的課題のひとつと位置づけています。
OIG報告によると、SpaceXは2025年秋、2027年6月の打ち上げに間に合わない可能性をNASAに伝えました。
これを受けてNASAは2025年10月、SpaceXとブルーオリジンの両社に、2028年のアルテミスIII打ち上げに向けて開発を早める案を出すよう求めています。
前の節で触れた、月面着陸をアルテミスIVへ移す変更は、このあとに発表されたものです。
OIG報告は、機体どうしで極低温の推進剤を移す大規模な試験を、SpaceXの着陸機の次の大きな節目と位置づけています。
この試験には、3つ目の型のスターシップが使われる予定です。
スターシップは宇宙産業の何を変えようとしているのか
SpaceXは公式ページで、スターシップを現在のファルコンシリーズより遠くへ、1回あたりの追加費用を抑えて荷物を運べるよう設計していると説明しています。
既存のどのフェアリング(ロケットの先端で荷物を覆う部分)よりも大きな荷物室を持ち、多数の衛星や大型の宇宙望遠鏡、大量の貨物を運ぶことを想定しています。
これらは設計上の目標であり、スターシップによる打ち上げの実績ではありません。
スターリンクの衛星を大量に運ぶ打ち上げ手段
スターリンクは、SpaceXが運用している衛星通信サービスです。
地球を回る多数の小型衛星を組み合わせ、地上のどこからでもインターネットに接続できるようにしています。
このように多数の衛星を連携させてひとつのサービスを提供する仕組みを、衛星コンステレーションといいます。
内閣府の資料によると、2026年4月末時点で、スターリンクは1万機以上が稼働しています(出典:内閣府 宇宙開発戦略推進事務局「宇宙政策基礎資料」(2026年7月)。以下、スターリンクの数値は同資料の表記によります)。
累計の打ち上げは1.2万機弱で、160か国で1,000万人が利用しています。
2019年から2025年までの7年間に打ち上げた数は、10,677機です。
これらの数字は、スターシップが初めて実運用のペイロードを運んだ第14回飛行(2026年9月)より前の集計です。
スターシップでスターリンクの衛星を運んだ例として確認できるのは、第14回飛行で放出された26基です。
年間最大1,000機の製造を想定したスターファクトリー
SpaceXは、スターシップとスーパーヘビーの製造拠点「スターファクトリー(Starfactory)」を設けています。
公式ページでは、火星へ向かえる時期に、自立した文明を築けるだけの人と物資を送るため、スターファクトリーを年間最大1,000機のスターシップを製造できる規模にしたと説明しています。
火星へ向かいやすい時期は、地球と火星の位置関係から限られており、その時期にまとめて機体を送り出すという考え方です。
年間最大1,000機という数字は、工場の設計上の規模です。
実際に1年間で何機を製造したかを示す数字ではありません。
両段の回収、軌道上での補給、工場での大量生産という計画のうち、2026年10月時点で実証されているのは一部です。
よくある質問
まとめ
スターシップは、SpaceXが開発している全高124mの2段式ロケットで、両段を回収して再び飛ばす完全再使用を目指しています。
2026年10月時点で分かっていることと、まだ分からないことを分けると、次のようになります。
分かっていること
- 下段のスーパーヘビー(72m)と上段の宇宙船(52m)を重ねた2段構成で、全高は124m
- 両段とも発射場へ戻して塔で捕まえる設計で、ブースターは第5回の試験飛行で発射塔の腕による捕獲に成功した
- AIAAが伝えた報道によると、2026年9月28日の第14回試験飛行で、初めて地球を回る軌道に到達した
- NASAとの契約で、アルテミス計画の月着陸機として開発されている
まだ分からないこと
- 両段を回収し、整備なしで再び飛ばす完全再使用を実現できる時期
- 機体どうしで推進剤を補給する技術の実証の結果
- 月着陸機として、宇宙飛行士を月面へ降ろす時期
スターシップの開発は、宇宙へ向かう船を、使い捨ての乗り物から何度も往復する乗り物へ変えようとする試みです。
このメディアの発起人は「人類が地球の寿命を超え、宇宙のどこかで存在し続ける未来へ」という言葉を掲げています(発起人の想い)。
かつて人類が港と港を結ぶ定期航路を少しずつ広げていったように、いつか地球と月、そして火星のあいだにも、船が行き来する航路が引かれるのかもしれません。
いまのところ、その船の試験が重ねられているのは地球の上です。
塔でブースターを受け止め、軌道の上で衛星を放つところまで来ました。
次の節目は、推進剤を宇宙で受け渡す試験です。
ひとつずつ積み重ねられるその試験が、まだ誰も渡ったことのない航路を、定期航路へと近づけていきます。
出典
- SpaceX「Starship」 https://www.spacex.com/vehicles/starship/
- SpaceX「Falcon 9」 https://www.spacex.com/vehicles/falcon-9/
- NASA「Launch Vehicle Reusability in NASA Crewed Spaceflight」 https://ntrs.nasa.gov/api/citations/20220002635/downloads/NASA_LV_Reuse_final_1.pdf
- NASA Space Station Blog「Crew-12: Falcon 9 First Stage Returns」(2026年2月13日) https://www.nasa.gov/blogs/spacestation/2026/02/13/crew-12-falcon-9-first-stage-returns/
- NASA Office of Inspector General「NASA’s Management of the Human Landing System Contracts」(IG-26-004、2026年3月10日) https://oig.nasa.gov/wp-content/uploads/2026/03/final-report-ig-26-004-nasas-management-of-the-human-landing-system-contracts.pdf
- AIAA「Starship Reaches Orbit for First Time on Flight 14」(2026年9月28日) https://aiaa.org/2026/09/28/starship-reaches-orbit-for-first-time-on-flight-14/
- 内閣府 宇宙開発戦略推進事務局「宇宙政策基礎資料」(2026年7月) https://www8.cao.go.jp/space/comittee/dai123/kiso2.pdf
- ASTROWORKS「運営者情報」(発起人の想い。まとめの引用元で、外部の事実の出典ではない) https://astroworks.splash-eng.com/astronote/company/


